特色印刷について

By   2014年4月1日

cmykの4色(プロセスカラー)では再現できない色を表現するために、特別に調合されたインキを用いた印刷を特色印刷といいます。特色一色のみで使われる場合や、プロセスカラー+特色といった使われ方もあります。蛍光色、メタリックカラー、また網点ではくすみがちな金赤やオレンジ等も美しい仕上がりとなり、またコスト面としては色数が少ない分、版や印刷の料金もカラーに比べ安くすみます。このため企業ロゴ、商品ロゴや、包装紙などには特色インキがよく使用されます。プロセスカラーと比較し、希望の色文字や細いライン等はシャープな印刷が可能です。
特色印刷を行なう際はDIC(大日本インキ)やTOYO(東洋インキ)、PANTONEといったメーカーの色見本帳を元に指定します。(国内ではDICが主流です)シビアな観点から申しますと、狙った発色とならない場合が多々あり、簡単なようで、技術を要する印刷でもあります。