ロゴの印刷(色について)

By   2014年2月24日

ロゴ作成の最終段階のひとつともいえる印刷についてのお話を少しづつですがさせていただきます。
色の表現方法の種類には大きくわけて、RGBとCMYKがあります。RGBとは赤(Red)、緑(Green)、青(Blue)の光の三原色を利用した混色方法で、PCのモニタやテレビ等の発色がこれにあたります。自ら発光しているため、鮮やかな色の表現ができます。各色を混ぜ合わせると、白に近づいていきます。

CMYKとはシアン(Cyan)、マゼンダ(Magenta)、イエロー(Yellow)の色材の三原色を利用した混色方法です。何もないところは下地(紙など)の色の白で、色が混ざるほど黒に近づいていきます。身近なところでは絵の具がこれにあたります。Kとは黒インキのことで、CMYだけで印刷をまかなうより効率が良いために使用されています。パンフレット、雑誌など一般的な商業印刷のほとんどがこの4色の掛け合わせで印刷されています。

モニタ上で見た時にはきれいに見えていた色が、CMYKで印刷するとくすんで見えることが色によってあります。これはRGBにはCMYKで再現しきれない色(色域)があるためです。またインクジェットプリンタでは、階調表現を良くする為CMYKに加えて追加のインクを数色使用する機種があるため、こちらも一般の商業印刷とは出力の具合が異なることが多くあります。続く