ロゴの印刷2

By   2014年3月18日

IMGP0440先回は印刷について、cmyk掛け合せのお話しをさせていただきました。今回はその辺りをもう少し掘り下げて、記して行きたいと思います。そもそも印刷における色の掛け合わせとはどういうことかと申しますと、2色以上のインキを重ねて色を表現することです。2色刷りでも、その掛け合わせの具合いによってたくさんの色を表現することができます。例えば絵の具で黃と青を混ぜると緑になりますね。黃と青の絵の具の分量の違いで真緑や黄緑が作れます。商業印刷では絵の具を混ぜる代わりに網点で、色味を調整します。つまり緑色を印刷したい場合は青の網点と黃の網点を重ねることによって表現することになります。では今度は、網点とは何か?と申しますと「色の濃淡を再現するための小さな点」です。この網点の密度差により様々な色味を出します。これはお手元の印刷物、チラシや雑誌等を虫めがねで見ていただくとお分かりいただけるでしょう。小さな網点を離れて見ることにより、目の錯覚を利用した、疑似的な色の再現を行なっているのです。近年WEB用のロゴデザインが多くなってきました。複雑なロゴやグラデーションを多く使ったものも増えています。極端に複雑なデザインの場合、名刺等で縮小すると、印刷の精度によっては綺麗な仕上がりにならなくなるので考慮が必要です。